「営業資料やプレゼン資料の作成に時間がかかりすぎる」「デザインのクオリティを上げたいけど社内にスキルがない」このような悩みを抱えるビジネスパーソンが増える中、近年、資料作成代行サービスを利用する人が増えてきました。

資料作成を外注するにしても、外注先の候補が沢山あり、何を基準に選定すればよいかわからなくなる方も多いのではないでしょうか。

資料作成代行サービスは会社によって得意分野、料金体系、対応範囲が大きく異なります。本記事では、資料作成代行サービス10社を徹底比較。料金相場から選び方のポイント、発注前の準備まで、成功する外注のすべてを解説します。

パワポ資料の作成はフリースタイルエンターテイメントへ!

愛知県名古屋市に拠点を置くWeb制作・デザイン制作会社の株式会社フリースタイルエンターテイメントは、デザインの制作実績、大手企業との取引実績多数。資料作成・デザイン作成はもちろん、資料の企画・構成やその他のソリューションを活用した包括的なサポートが可能です。

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資料作成代行サービスとは?

資料作成代行とは、ビジネスシーンで使用する資料の作成を代行してくれるサービスのことです。営業活動から経営報告まで、幅広いビジネスシーンで活用されています。

対応可能な資料の種類

資料作成代行サービスでは、多くの場合以下のような資料作成に対応しています。

  • 営業・提案資料:商談やコンペで使用する提案書
  • プレゼンテーション資料:社内外での発表用スライド
  • 会社紹介資料:企業概要や事業内容を紹介する資料
  • IR資料:決算説明会や株主総会用の資料
  • セミナー・研修資料:教育・啓発目的の資料
  • ホワイトペーパー:専門知識をまとめた資料
  • 採用説明会資料:求職者向けの企業紹介資料

「デザイン修正だけ」と「企画構成から」の2パターン

資料作成代行サービスは、大きく2つのパターンに分かれます。どちらを選ぶかは、現在の資料の状況と目指すクオリティレベルによって決まります。

デザイン修正・ブラッシュアップ

既存の資料をベースに、デザインの改善や視覚的な魅力向上を図るサービス。コストを抑えて資料の見栄えを向上させたい場合に適しています。

企画構成からの新規作成

目的やメッセージから構成を練り、ゼロから資料を作成するサービス。より戦略的で効果的な資料が必要な場合に選択されますが、制作代行会社の実力に大きく左右されます。制作代行会社には、デザインスキルだけでなく経営やマーケティング、営業等幅広い視野が求められます。

資料作成代行の料金相場を解説

資料作成代行の料金体系は複雑で、業者によって大きく異なります。適切な予算設定のために、最新の料金相場を詳しく解説します。

リデザイン・修正の料金相場

既存資料のブラッシュアップを依頼する場合の相場は1ページあたり、3,000円~15,000円程度となります。もちろん修正の程度により異なりますし、業者によっても金額は大きく変動します。

イラストやグラフ等、デザイン工数が多くかかるものについては、更に高い料金になることもあります。

企画構成からの作成相場

ゼロから資料を作成する場合は、より高額になります。目安として、1ページあたり10,000~40,000程度と認識しておきましょう。こちらも当然内容や依頼する会社によって大きく変動します。

また、最低発注金額があったりボリュームディスカウントがあったりなど、内容・構成・イラストや図形の数、アニメーションの有無などを大きく変動することが多いです。

注意すべきオプションコスト

料金を比較する際は、オプション料金が発生する場合があることにも注意して、トータルコストを確認するようにしましょう。以下は、主要なオプション料金の例と相場です。

  • 特急料金:25~50%の追加料金
  • グラフ作成:1点あたり5,000円~
  • 画像素材手配:10,000円~
  • アニメーション設定:10,000円~

ROI(投資対効果)の考え方を持つ

資料作成代行の真の価値は、時間短縮効果と成果向上効果の組み合わせで評価すべきです。

感覚的に、「高い」・「安い」と判断するのではなく、「どのくらい社内の工数が削減できたのか」、また、「資料のクオリティがどの程度上がったのか」、「どの程度目的達成に貢献したのか」を総合的に判断することで、最適な意思決定が可能になります。

時間短縮効果の目安

  • 社内制作の場合の削減時間:20ページで40~60時間
  • 代行の場合の所要時間:打ち合わせ・確認等で5~10時間
  • 削減効果:30~50時間

成果向上効果の例

  • デザイン品質向上による印象アップ
  • 構成最適化による伝達力強化
  • 営業成約率や提案採用率の向上

これらを総合的に評価すると、多くの企業で代行コストを上回る価値が得られているかが確認できます。

資料作成代行サービス10社徹底比較

豊富な選択肢の中から最適なサービスを選ぶため、10社を目的別に分類して詳しく比較します。

株式会社フリースタイルエンターテイメント

デザイン実績1,000件以上。プロのデザイナーが、企画構成から細部のデザインに至るまで、パワーポイント資料の作成をワンストップで対応します。

  • 50名のスタッフによる安定した制作体制
  • 大手企業から中小企業まで幅広い実績
  • 全国対応・オンライン完結可能
  • 特急プランあり

おすすめ用途: 営業資料、会社案内、IR資料、プレゼン資料など幅広い用途に対応。特に継続的な資料作成ニーズがある企業に最適。

伝わるパワーポイント
制作はお任せください

詳細はこちら

バーチャルプランナー

画像引用:バーチャルプランナー

支援企業数1,000社以上(うち上場企業200社超)・累計制作部数3,000部超の豊富な実績を誇るプロフェッショナル集団。

  • 上場企業200社以上の豊富な実績
  • 完全オーダーメイドで企画構成・デザイン
  • IR資料に特化したサービス「LEAD」も展開
  • 特急料金なしでスピーディな納品

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okunote

画像引用:okunote

豊富な知見と実績を持つコンサルタントがヒアリングを行うことで課題と目的を明確にし、最適な構成と表現方法で”読み手の意思決定や行動を促す”パワーポイント資料を作成する高付加価値サービス。

  • 成果重視のアプローチ(資料の清書ではなく「成果」に重点)
  • 豊富な業界知識と分析力
  • 読み手の行動変容を意識した資料設計

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good presen!

画像引用:good presen!

クライアントの要望に沿って、専門的スキルを組み合わせて提案する総合制作会社。文章をわかりやすくビジュアル化するデザイン力と効果的なアニメーション活用が強み。

  • 文章の視覚化・ビジュアル化の専門性
  • アニメーション演出による訴求力向上
  • 動画制作まで一貫対応
  • 東京・大阪の両拠点による全国対応

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デザポ

画像引用:デザポ

広告分野でのクリエイティブ経験豊富なグラフィックデザイナーが、パワーポイント資料のデザインを担当。チームでプロジェクト共有するため大型案件も依頼可能な実力派制作会社。

  • グラフィックデザイナーによる専門的な制作
  • チーム体制による大型案件対応力
  • 30年以上の企業運営実績(1986年設立)

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プレゼン資料.jp

画像引用:プレゼン資料.jp

配色やフォントの調整程度の依頼から、企画構成の作成依頼まで、幅広いプランを設ける柔軟性の高いサービス。大阪に拠点を置き、関西圏の企業に人気。

  • 軽微な修正から本格的な新規作成まで対応可能
  • リーズナブルな価格設定
  • 豊富な資料種類への対応実績
  • 関西圏でのきめ細かい対応

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ハイボリュームデザイン

画像引用:ハイボリュームデザイン

基本制作費+成果報酬での取引も可能(競合プレゼンや行政の公募案件のプロポーザル資料)という独自のビジネスモデルが特徴的な制作会社。

  • 成果報酬制度対応可能
  • 競合プレゼンやプロポーザル案件での豊富な実績
  • 公的機関・民間企業問わず幅広い対応実績

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PresenAgent

画像引用:PresenAgent

ページ数と納期による定額料金制。お客様の期待に沿えない場合に料金をいただかない品質保証を提供する信頼性重視のサービス。

  • 明確な定額(内容に関わらない)料金制で予算管理が容易
  • 品質保証制度による安心感
  • 2006年からの長期運営実績

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オッズファクトリー

画像引用:オッズファクトリー

1週間無償の修正作業に対応、キーノートの形式にも対応、納品物の活用に向けたセミナーも実施可能という手厚いサポートが特徴的なサービス。

  • PowerPointムービー制作の専門性
  • Keynote(iPad)形式への対応
  • 1年間の無償修正期間
  • 講習会まで含めた総合支援

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c-slide

画像引用:c-slide

資料作成代行サービス「c-slide」を主事業に、BtoBのセールス・マーケティングを包括的に支援している企業。営業標準化支援やマーケティングコンテンツ支援も手掛ける総合的なBtoB支援サービスを展開中。

  • BtoBセールス・マーケティングの専門性
  • 最短2日での超高速納品
  • 特急料金なしのスピード対応

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失敗しない選び方6つのポイント

1,000件以上の制作実績を通じて見えてきた、成功する資料作成代行選びの重要ポイントを解説します。多くの企業が外注に失敗する原因は、目的と手段のミスマッチにあります。以下のポイントを押さえることで、自社に最適なパートナーを見つけることができます。

目的の明確化(営業強化orブランディングor効率化)

資料作成代行を成功させる最も重要な要素は、なぜ外注するのかという目的を明確にすることです。同じ「資料作成」でも、目指すゴールが異なれば選ぶべき業者も大きく変わります。

営業強化を目的とする場合

このケースでは、ROI(投資対効果)を重視し、データに基づいた改善提案ができる業者を選択すべきです。効果測定に積極的であったり、営業戦略の理解が深い業者が適しています。また、業界特有の商習慣や顧客心理を理解している業者であれば、より効果的な資料作成が期待できます

ブランディングを目的とする場合

この場合、企業イメージの統一化や長期的なブランド価値向上が目標となります。この場合、デザインクオリティの高さとブランド理解力の深さを重視して業者を選定する必要があります。単発の資料制作ではなく、企業の理念やビジョンを深く理解し、一貫したトーンで表現できる業者を選ぶことが重要です。

効率化を目的とする場合

時間短縮とコストパフォーマンスが最優先事項の場合、スピードと安定性を重視し、標準化やテンプレート化に対応できる業者を選択すべきです。継続的な利用を前提とした料金体系や、社内の運用フローに柔軟に対応できる体制を持つ業者が適しています。

社内体制との適合性チェック

外注の成功は、社内体制と制作会社の相性によって大きく左右されます。自社の現状を正確に把握し、それに適した業者を選択することが重要です。

社内の承認プロセスが複雑な企業の場合、多段階の修正や長期間のプロジェクトに慣れている業者を選ぶ必要があります。一方、承認プロセスがシンプルで意思決定が早い企業であれば、スピード重視の業者との相性が良いでしょう。

修正指示を出せる人材が社内にいるかどうかも重要な判断基準です。デザインの専門知識を持つ人材がいない場合は、丁寧な説明と提案力のある業者を選ぶべきです。逆に、明確な指示を出せる人材がいる場合は、指示に対する実行力の高い業者を選択できます。

修正対応とコミュニケーション方法

修正対応の質とスピードは、プロジェクト成功の分岐点となります。資料制作では必ず修正が発生するため、この部分を軽視すると後々大きなトラブルに発展する可能性があります

まず、無料修正回数と有料修正の基準を明確に確認することが重要です。「軽微な修正」「大幅な修正」といった曖昧な表現ではなく、具体的な修正内容とそれに対する料金体系を事前に取り決めておきましょう。

修正依頼の方法についても確認が必要です。メールのみの対応か、電話やオンライン会議での打ち合わせも可能かによって、コミュニケーションの質が大きく変わります。複雑な修正内容や微妙なニュアンスの調整が必要な場合は、直接話せる環境があると安心です。

レスポンス時間の目安も事前に確認しておきましょう。修正指示を出してから次のバージョンが届くまでの時間が長いと、プロジェクト全体のスケジュールに影響します。緊急時の対応方法についても確認しておくことをお勧めします。

長期パートナーシップの可能性

資料作成代行は、継続的な利用によって真価を発揮するサービスです。初回利用時から将来的な継続利用を見据えて業者を選択することで、より大きな効果を得ることができます

制作進行における学習効果は継続利用の大きなメリットです。回数を重ねるごとに業者は企業の特徴や要望を理解し、より効率的で質の高い制作が可能になります。初回は詳細な説明が必要だった項目も、継続利用により簡単な指示で意図を汲み取ってもらえるようになります

ブランド理解の蓄積も重要な要素です。企業の理念、ビジョン、ターゲット顧客などを深く理解した業者との継続的な関係により、一貫性のあるブランド表現が可能になります。これは特に、複数の資料や長期的なマーケティング活動において大きな価値を生み出します。

業界・分野への理解度

業界特有の専門性は、資料の質を左右する重要な要素です。同じ「営業資料」でも、業界が異なれば求められる内容や表現方法は大きく変わります。自社の業界に精通した業者を選ぶことで、より効果的な資料制作が可能になります。

業界理解度を確認する方法として、同業界での制作実績の有無、担当者の業界経験、専門用語の理解度、業界特有の表現方法への対応などを具体的に質問することが有効です。

アフターサポートの充実度

納品後のサポート体制は、見落とされがちですが非常に重要な要素。資料は作成して終わりではなく、実際の活用シーンで様々な調整や追加対応が必要になることが多いためです。

データの修正・更新対応は基本的なサポート項目です。納品後に軽微な修正が必要になった場合の対応方法や料金体系を事前に確認しておきましょう。また、定期的な更新が必要な資料の場合は、継続的なメンテナンス体制についても確認しておくべきです。

追加資料作成への対応もチェックしておきたいポイントです。成功した資料をベースに、類似の資料作成が必要になることは多々あります。この際に、既存の資料の特徴やトーンを活かしつつ新規制作してもらえるかどうかを確認しておきましょう。

PowerPointファイルの操作方法や社内での活用方法についてのレクチャーがあるかどうかも重要な確認ポイントです。納品されたファイルを社内で効果的に活用するためには、操作方法やカスタマイズ方法を理解しておく必要があります。使い方マニュアルの提供や、簡単な操作説明の実施があると、社内での活用度が大幅に向上します。

資料作成のプロが教える発注前準備チェックリスト

適切な準備により、発注後のトラブルを防ぎ、より良い成果物を得られます。「とりあえず依頼してみよう」という姿勢で発注し、後から「こんなはずではなかった」という結果になることもしばしば。これは準備不足が原因であることがほとんどです。

ここからは、準備のポイントを解説します。

必要な素材・情報の整理方法

以下では、それぞれの項目について、具体的な準備方法と注意点を詳しく解説します。

会社情報・ロゴデータ

  • 会社ロゴ(aiまたは高解像度png)
  • 会社概要・沿革
  • 事業内容・サービス一覧

最も基本的でありながら、しばしば問題となるのが会社ロゴです。理想的なのはaiファイル(Adobe Illustratorの元ファイル)ですが、入手が困難な場合は最低でも300dpi以上の高解像度pngファイルを用意する必要があります。よくある失敗例として、ウェブサイトから保存した低解像度画像を提供してしまうケースがあります。これらの画像は画面表示では問題なく見えても、印刷や拡大表示では粗くなってしまい、プロフェッショナルな資料には不適切です。

会社概要や沿革の情報については、単に既存の文書をそのまま渡すのではなく、今回の資料の目的に適した内容にカスタマイズして提供することが重要です。

ブランドアセット

  • 指定フォント
  • コーポレートカラー(カラーコード)
  • 使用可能な画像・写真
  • ブランドガイドライン

次に重要となるのがブランドアセットの準備です。ブランドアセットとは、ブランドの価値や個性を表現するために使われる、ロゴ、キャッチコピー、ブランドカラー、スローガンなどの要素です。

指定フォントがある場合は、そのフォントをしっかりと業者に伝え、必要であればフォントファイルを提供しましょう。コーポレートカラーについては、カラーコードを正確に把握し、統一感のある色使いができるよう準備します。ブランドガイドラインが存在する場合は、それらの資料も併せて準備することが大切です。

資料の基本情報

最後に、作成する資料そのものの基本情報を明確にしておく必要があります。

使用目的や想定読者を明確に定義し、どのような場面で使用するのか(プレゼンテーション、配布資料、Web掲載等)を決めておきます。希望するページ数や構成についても事前に検討し、参考資料や競合資料があれば、それらも収集・整理しておくことで、より効果的な資料作成が可能となります

  • 使用目的・想定読者
  • 使用シーン(プレゼン、配布、Web掲載等)
  • 希望ページ数・構成
  • 参考資料・競合資料

スケジュール管理のコツ

スケジュール管理を成功させるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。まず、予想よりも時間がかかることを想定し、余裕を持った期間設定を行うことが大切です。また、社内での承認プロセスにも相応の時間が必要となるため、これらの工程も含めたスケジュール設計を心がけましょう。

さらに、決算期などの繁忙期においては、通常よりも制作期間が延長される可能性があることを念頭に置いておくことが重要です。特に重要なプレゼンテーションの場合は、万が一のトラブルに備えて予備日程を確保しておくことで、安心して進行することができます。

タイムスケジュールの目安

  • 発注~初稿:10営業日
  • 修正作業:5営業日×修正回数
  • 最終調整:2営業日
  • 合計:平均3週間程度

目的達成に近づく業者の選定を

資料作成代行を利用することで、専門知識を持つプロフェッショナルによる質の高い成果物を得ることができ、業務の効率化やクオリティ向上が実現できます。

まずは自社の状況を整理し、2~3社に見積もりを依頼して比較検討することをおすすめします。適切な業者選択により、資料作成の負担を大幅に軽減し、より本質的な業務に集中できる環境を手に入れましょう。

伝わるパワーポイント
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