営業資料はあるものの、「担当者によって説明の質にばらつきがある」「資料が商品説明ばかりで、顧客の課題に刺さっていない」と感じていませんか。

営業資料は、単にサービス内容を紹介するための資料ではありません。商談の流れを整え、顧客に自社サービスの価値を理解してもらい、次の検討へ進んでもらうための重要な営業ツールです。

特にBtoB営業では、商談後に資料だけが社内共有されるケースもあるため、営業担当者がいなくても伝わる構成やデザインが求められます。

そこで本記事では、営業資料作成代行に依頼できる内容や費用相場、失敗しない会社の選び方を解説します。あわせて、おすすめの代行会社10社も紹介しますので、自社に合う外注先を比較したい方はぜひ参考にしてください。

営業資料作成代行に依頼できること

ここでは、一般的に営業資料作成代行へ依頼しやすい内容を紹介します。依頼できる内容は、会社やプランによって異なることに注意しましょう。

既存資料のブラッシュアップ

すでに営業資料がある場合は、既存資料のブラッシュアップから依頼できます。たとえば、文字量が多く読みづらいページを整理したり、デザインのトーンを統一したり、表やグラフを見やすく整えたりする作業です。

既存資料の内容自体は大きく変えず、見た目や情報の整理を中心に改善したい場合は、比較的依頼しやすい方法です。

展示会や商談、ウェビナーなど、使用日が決まっていて短期間で資料を整えたい場合にも向いています。

原稿作成・デザイン制作・図解作成

営業資料では、文章・デザイン・図解のバランスも重要です。伝えたい内容が多すぎると、1枚のスライドに情報を詰め込みすぎてしまい、かえって読みにくくなります。

作成代行会社に依頼すれば、伝えるべき情報を整理したうえで、スライドに載せる文章や見出しを整えてもらえます。

営業ストーリー・構成の設計

営業資料の成果を左右するのが、営業ストーリーや構成です。どのような課題を持つ顧客に、何を、どの順番で伝えるのかが整理されていないと、資料全体が散らかった印象になってしまいます。

営業資料作成代行会社の中には、ヒアリングをもとに構成案や台割を作成してくれる会社もあります。

営業担当者ごとに説明の順番がバラバラになっている場合や、トップ営業の商談の流れを資料に落とし込みたい場合は、構成設計から相談できる会社を選ぶのがおすすめです。

営業資料作成代行おすすめ10選

ここでは、営業資料作成に対応している代行会社・サービスを紹介します。掲載順は優劣を示すものではありません。対応範囲や料金体系、得意分野を比較しながら、自社の目的に合う会社を選びましょう。

フリースタイルエンターテイメント

フリースタイルエンターテイメントは、PowerPoint資料のデザイン制作や資料作成代行に対応している制作会社です。営業資料、会社案内資料、採用・会社説明会資料、オンラインセミナー資料、IR資料、ホワイトペーパーなど、さまざまな用途の資料制作に対応しています。

特徴は、PowerPointのデザインだけでなく、企画構成、文章作成、資料内容の組み立てまで相談できる点です。既存資料のブラッシュアップはもちろん、ページ構成からデザインまでまとめて依頼したい場合にも向いています。

納品形式はPowerPointデータで、納品後に編集できる点も営業資料との相性がよいポイントです。

伝わるパワーポイント
制作はお任せください

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c-slide

c-slideは、BtoB領域の資料作成に幅広く対応しているサービスです。単純なリデザインだけでなく、活用シーンに合わせた提案までサポートできます。

営業資料に関しては、営業資料のベストプラクティスをもとにした構成提案が特徴です。営業資料を通じて提案の質をそろえたい場合に向いています。

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サイトエンジン

サイトエンジンは、企画構成、ライティング、ページ制作、デザイン、図・グラフ作成などに対応しています。

料金表では、企画構成費用、ライティング、ページ制作費、デザイン基本料、表紙デザイン費などが細かく示されています。見積もり例も公開されており、通常の営業資料制作では13ページ想定で482,800円、ブラッシュアップ利用では8ページ修正で308,500円という例が掲載されています。

料金項目が細かいため、依頼範囲を明確にしたうえで見積もりを取りたい企業に向いています。

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patme

patmeは、営業資料やセミナー資料の作成に対応している会社です。ブランドイメージに合ったデザイン性の高い資料や、属人的にならない再現性の高い資料づくりを訴求しています。

営業担当者によって商談の質にばらつきがある場合や、新人でも一定の成果を出せる営業資料を整えたい場合に相性がよいでしょう。

特急仕上げや写真撮影、イラスト作成、プレゼン練習・アドバイスなどのオプションも用意されています。

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バーチャルプランナー

バーチャルプランナーでは、営業資料に限らず、ビジネスシーンで使う資料制作を依頼できます。

公式サイトでは、価格は税別で、最低発注価格は新規取引先30万円、既存取引先20万円と掲載されています。料金の詳細は問い合わせが必要です。

比較的小規模な修正よりも、ある程度まとまったページ数や予算で、ビジネス資料をしっかり整えたい場合に検討しやすいサービスです。

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okunote

okunoteは、コンサルティング型の資料作成代行サービスです。

公式サイトでは、構成費50,000円〜、デザイン費30,000円〜、スライド作成費15,000円/1ページと料金が掲載されており、グラフ制作やライティングはスライド制作費に含まれるとされています。

納品後に社内で編集できるpptxファイルで納品される点も特徴です。更新性を考慮して作成され、グラフや図表も含めて修正・更新できると説明されています。営業資料を作って終わりにせず、社内で更新しながら使い続けたい企業に向いています。

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オリファイ

オリファイは、プレゼン資料作成代行に対応している会社です。

特急料金、オープニング動画、BGM・ナレーション、トークスクリプトなどの費用例があり、資料だけでなくプレゼン演出まで相談したい場合に向いています。

営業資料をより印象的に見せたい場合や、展示会・セミナーなどで使うプレゼン資料もあわせて作りたい場合に検討しやすいでしょう。

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プレゼン製作所

プレゼン製作所は、PowerPoint資料だけでなく、Prezi、Keynote、動画など、さまざまな形式のプレゼン資料制作に対応している会社です。

また、300社2,000件以上のスライド制作に携わっていると掲載されており、プレゼンテーション全体の表現を相談できる点が特徴です。

構成が固まっていない段階からの依頼にも対応可能で、業界や利用シーンに合わせた構成・シナリオ提案ができます。料金はプランで一律に決まるのではなく、用途やボリューム、アニメーションの有無などに応じて個別見積もりとなります。

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シリョサク

シリョサクは、資料作成支援や人材・組織開発支援を手がける会社です。

2025年にはサブスク型の伴走型資料制作サービス「シリョサクWith」を正式リリースしています。営業や新規事業開発チームが抱える社外向け資料づくりの負担を、月額サブスクモデルで支援するサービスです。

伝えたいことがまだ固まっていない段階でも、ヒアリングによる言語化、ストーリー構成、デザインまで支援できます。

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HELP YOU 資料作成プレミアム

HELP YOUの資料作成プレミアムは、オンラインアウトソーシングサービスの一つとして提供されている資料作成サービスです。

料金は、基本料金50,000円、制作料金15,000円/枚、最低発注枚数10枚と掲載されています。アニメーション付き資料などは別途追加料金が発生する場合があります。

資料作成だけでなく、オンラインアシスタントとして営業事務、マーケティング、広報などの業務にも対応しているため、資料作成以外の業務もあわせて外部に依頼したい企業に向いています。

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営業資料作成代行を利用するメリット

営業資料作成代行に依頼することで資料の見た目だけでなく、営業活動全体に関わるメリットがあります。

営業担当者の資料作成時間を削減

営業資料を社内で作成しようとすると、情報整理、構成作成、デザイン調整、修正対応などに多くの時間がかかります。特に営業担当者が個別に資料を作っている場合、顧客対応や商談準備の時間が削られてしまうこともあります。

営業資料作成代行を活用すれば、営業担当者は、顧客理解や提案内容の検討など、より商談成果に直結する業務に時間を使いやすくなります。

営業資料の品質を均一化

営業資料を各担当者が個別に作成していると、資料の見た目や説明内容にばらつきが出やすくなります。経験豊富な営業担当者はわかりやすい資料を作れても、経験の浅い担当者は情報の整理や見せ方に苦戦することもあるでしょう。

営業資料作成代行を利用して標準資料を整えておけば、営業チーム全体で同じ品質の資料を使いやすくなります。

また、トップ営業の提案の流れや、顧客に刺さりやすい訴求を資料に反映できれば、営業組織全体の提案力を底上げすることにもつながります。

商談後の社内共有時にも伝わりやすく

BtoB営業では、商談相手がその場で意思決定するとは限りません。商談後に資料が社内共有され、上司や決裁者が資料だけを見て判断するケースもあります。

このとき、営業担当者の説明がないと理解できない資料では、せっかくの提案内容が十分に伝わりません。営業資料作成代行を活用すれば、商談後に読み返しても理解しやすい資料づくりを目指せます。

営業資料作成代行の注意点

依頼範囲が曖昧だと費用や納期が膨らみやすい

営業資料作成代行は便利なサービスですが、依頼範囲が曖昧なまま進めると、想定より費用や納期が膨らむことがあります。

たとえば、「デザインだけを整えたい」のか、「構成から作り直したい」のかで、必要な作業量は大きく変わります。さらに、原稿作成、図解作成、イラスト作成、アニメーション設定などを追加すると、別途費用が発生する場合もあります。

依頼前には、どこまでを社内で準備し、どこからを代行会社に任せるのかを整理しておきましょう。見積もりを比較する際も、金額だけでなく、対応範囲に何が含まれているかを確認することが大切です。

対応範囲が会社によって違う

営業資料作成代行会社を選ぶ際、料金の安さだけで判断するのはおすすめできません。低価格のサービスでは、既存資料のレイアウト調整や簡単なデザイン修正しかサービスに含まれていない可能性があります。

一方で、営業成果につながる資料を作りたい場合は、ターゲット整理、訴求軸の設計、営業ストーリーの構築などが必要になることもあります。こうした工程まで依頼したい場合は、構成設計やライティングに対応している会社を選ぶ必要があります。

見積もりを比較する際は、「1ページいくらか」だけでなく、「構成提案は含まれるか」「原稿作成は依頼できるか」「図解作成は別料金か」まで確認しましょう。

営業資料作成代行の費用相場

既存資料のデザイン改善を依頼する場合

既存資料の構成や文章はそのままに、デザインを整える場合は、ページ単価で費用が決まることが多くなります。資料作成代行の料金相場として、企画構成が決まっている場合は1ページあたり4,000〜10,000円程度が目安とされています。

ただし、営業資料の場合は、図解やグラフの作成、デザインテンプレートの作成、短納期対応などが必要になることもあります。その場合は、ページ単価だけでなく、オプション費用も含めて確認しましょう。

企画構成から依頼する場合

企画構成から依頼する場合は、デザイン改善よりも費用が高くなる傾向があります。構成から依頼する場合は、企画構成費として30,000〜80,000円程度が発生することが一般的です。

営業資料作成代行会社の選び方

営業資料の制作実績があるか

営業資料作成代行会社を選ぶ際は、まず営業資料の制作実績があるかを確認しましょう。資料作成代行といっても、会社案内、採用資料、IR資料、セミナー資料、ホワイトペーパーなど、得意な領域は会社によって異なります。

制作実績を見る際は、BtoB向けの営業資料に対応しているか、図解や比較表などの表現がわかりやすいかを確認しておきましょう。

構成設計から相談できるか

営業資料の内容に課題を感じている場合は、構成設計から相談できる会社を選ぶのがおすすめです。

すでに営業資料があり、見た目だけを整えたい場合は、デザイン中心の依頼でも問題ありません。しかし、「伝えたいことが整理できていない」「サービスの強みがうまく表現できていない」「営業担当者ごとに説明の流れが違う」といった課題がある場合は、構成から見直したほうがよいでしょう。

構成設計に強い会社であれば、ヒアリングをもとに、顧客課題、解決策、導入メリット、実績、料金、導入までの流れを整理してくれます。営業資料を単なる紹介資料ではなく、商談成果につながる資料にしたい場合は、構成設計への対応可否を必ず確認しておきましょう。

依頼する前に準備しておきたいこと

以下で紹介する内容を整理しておくと、代行がスムーズに進むだけでなく、見積もりや制作の精度が高まりやすくなります。

営業資料を使う場面を整理

営業資料作成代行を依頼する前に、まず資料を使う場面を整理しましょう。初回商談で使うのか、提案時に使うのか、展示会後のフォローで送るのかによって、必要な情報や構成は変わります。

初回商談で使う資料なら、サービスの概要や導入メリットを短時間で理解できる構成が必要です。一方、提案時に使う資料なら、顧客の課題に合わせた解決策や導入プラン、費用感まで踏み込んだ内容が求められます。

資料の用途が曖昧なまま依頼すると、完成した資料が営業現場で使いにくくなる可能性があります。誰が、誰に、どのタイミングで使う資料なのかを先に決めておきましょう。

ターゲットと商談フェーズを明確に

営業資料は、ターゲットによって伝えるべき内容が変わります。たとえば、経営者向けの資料であれば、売上やコスト、事業成長への影響が重要になります。

また、商談フェーズによっても資料の役割は変わります。たとえば、すでに比較検討している顧客には、競合との違いや導入実績、費用対効果をわかりやすく示す必要があります。

営業資料作成代行会社に依頼する際は、ターゲット顧客の業種、役職、検討段階、抱えている課題をできるだけ具体的に伝えることが大切です。

既存資料・営業トーク・よくある質問を共有

営業資料の完成度を高めるには、制作会社への情報共有が欠かせません。既存の営業資料、サービスサイト、会社案内、提案書、導入事例などがあれば、事前に共有しておきましょう。

あわせて、営業現場で実際に使っているトークや、顧客からよく聞かれる質問も重要な材料になります。

商談成果につながる資料を作ろう

営業資料作成代行は、単に資料をきれいにするためのサービスではありません。営業担当者の資料作成時間を削減し、営業資料の品質を均一化し、商談後に顧客社内で共有されても伝わる資料を整えるための手段です。

ただし、どの会社に依頼しても同じ成果が出るわけではありません。目的によって選ぶべき会社は変わります。料金だけで判断せず、営業資料の制作実績、構成設計への対応可否、納品後の編集しやすさまで確認することが大切です。

営業資料は、商談の場だけでなく、その後の社内検討でも使われる重要な資料です。自社の強みやサービスの価値が正しく伝わる資料を整え、成果につながる営業活動を目指しましょう。

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