仕事中に「調べもの」をする手段として代表格となったウェブ検索。職種にもよりますが、少なくともウェブ検索でこのページにたどり着いた方はウェブ検索が仕事の一部になっているのではないでしょうか。
そこで今回は、使いこなすことで検索の時間を短縮できる、Webやマーケティング担当者におすすめの「Googleの検索コマンド」についてお知らせします。
サイト内検索(site:)
サイト内検索とは、「site:ドメイン名 検索キーワード」と検索することで、特定のドメイン内からキーワードに一致するページを見つける検索方法です。
※site:はドメインやページがGoogleにインデックスされているか確認する際に活用できるとの情報もありますが、インデックスされているか確認する際はGoogle Search Consoleの方が確実です。
サイト内検索の活用方法
例えば、ECサイトを運営している場合、「site:ドメイン名 税抜」と検索すると、税込表記に変えなければならないページを洗い出すことができます。
※site:を使わなくても「サイト名 検索キーワード」で対象ページを見つけることができるかもしれませんが、Googleは検索結果に表示する1ドメインあたりのページ数に制限が掛かる仕様になっているため、全ての対象ページを調査することには向きません。
完全一致検索(””)
完全一致検索とは、「検索キーワードの前後を””(ダブルクォーテーション)で囲む」ことにより、検索キーワードに完全一致する文字列を含むWebページのみ限定して検索する方法です。
完全一致検索の活用例
完全一致検索を活用することで文章の添削に役立てることができます。
例えば「”SNSアカウント運用”」と「”SNSアカウント運営”」を検索して、候補ページ数を比べたとき以下のとおり差がありました。
- ”SNSアカウント運用” 253,000件
- ”SNSアカウント運営” 5,500件
以上の結果から、「SNSアカウント運用」の方が一般的に使われている言葉ということが分かります。日本語として正しいかどうかのチェックはもちろん、どちらの言い回しの方が一般的か調べたいときも活用することができます。
同じ要領で、自動翻訳した英文を節毎に完全一致検索をすることで、チェックすることもできます。
ファイルタイプ検索(filetype:)
ファイルタイプ検索とは、Googleで検索する際に、「filetype:ファイルタイプ名 検索キーワード」と検索することで、GoogleにインデックスされているPDFやExcelなどファイルタイプごとに限定して検索することができます。
PDFファイルのみ検索したい場合
「filetype:PDF 検索キーワード」と検索する
※Excelを検索したい場合は、上記PDFの部分をExcelに置き換える
ファイルタイプ検索の活用例
ファイルタイプ検索は、「filetype:PDF 機密保持契約書」で見つかる契約書のひな型から、「filetype:PDF Instagram 手順書」といった業務のヒントになりそうなことまで、PDFファイルでまとめられていそうな資料を効率的に検索することができます。
また、大企業など大きな組織は、情報をPDFで公開するケースが多くなりがちですが、ファイルタイプ検索をすることで、定期的に情報が古くなったPDFファイルを検索したり、Webリニューアル時に固定ページ化したい重要なPDFファイルを探し出す場合など活用方法は多岐にわたります。
サイト内からPDFファイルを探す際につかえるコマンドの組み合わせ
「site:ドメイン名 filetype:PDF」
※filetype:PDFのあとに検索キーワードを指定しなければ、PDF全体を対象に検索できます。
上記PDFファイルを探す活用法をご紹介しましたが、ExcelやWordなども同様です。
除外検索(-)
除外検索は、「検索キーワードの前に-(マイナス)を付ける」ことで、検索結果から特定のキーワードを含むページを除外することができます。
除外検索の活用例
例えば、弊社「フリースタイルエンターテイメント」と検索すると公式Webサイトの他に、求人関連のWebサイトが検索結果に並びます。
もし、「フリースタイルエンターテイメント」の採用系以外で他のサイトに取り上げられている情報を知りたければ、下記のように検索します。
「フリースタイルエンターテイメント -求人 -採用」
その他、イベント情報を調べているときに1年前の古い情報が掲載されているページに辿り着いてしまう時がありますが、「イベント名 -2020」などと検索することで2021年の最新情報を上位表示されやすくする工夫もできます。
最後に
「Googleの検索コマンド」について、検索時の記述方法を活用例とともにまとめてみました。弊社(フリースタイルエンターテイメント)でも、Webリニューアル時の企業理解や、リスクヘッジのために活用しています。仕事で使える検索テクニックとして、検索効率のアップや検索エンジン活用の気づきになれば幸いです。
Webリニューアル時のSEOなど、検索エンジン周りに理解がある会社をお探しの際は、ぜひフリースタイルエンターテイメントまでお声かけください。