SDGsに関する取り組みを、ホームページに掲載して外部に向けて発信したいと考える企業が増えてきています。一方で「SDGsの公式ロゴを許可なくホームページで使用していいかわからない」など、掲載に関して悩んでいる企業の広報担当者は多いのではないでしょうか。

今回は、SDGsロゴの使用方法やSDGs活動をホームぺージに掲載する際のポイントについて紹介していきます。

※SDGsロゴに関する情報は、国際連合広報センター『SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン』の内容を基に作成しています。

SDGsロゴをホームページ掲載する際の注意点

SDGsに取り組む企業が増加していることもあり、街でSDGsの公式ロゴを目にする機会が増えてきています。

そんなSDGsの公式ロゴを、SDGsの取り組み紹介に併せてホームページで使用する際には、申請や許可は必要なのでしょうか?答えは「基本的に申請は必要ないが、いくつかのケースにおいては申請が必要となる」です。

いくつかのケースとは、主に下記の2つの状況が挙げられます。

  • 資金調達目的
  • 商業用途

SDGsのロゴを使って資金調達を行う場合、またはSDGsのロゴを商品のパッケージや商品本体に掲載する際には、国連に使用の許可を求める申請を送る必要があります。

以下、国連のWebサイトからの引用文になります。1つずつ見ていきましょう。

資金調達目的

資金調達目的での使用とは、SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金の調達を意図する使用を指す。SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコ ンは、このような資金調達目的で使用できるが、その際には国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結を必要とする。
(ロゴ使用のためのガイドライン、p4、2019年8月)

商業用途

商業用途での使用とは、SDGsをさらに広めるための営利主体による、または、商業的も しくは販促用商品および/もしくは製品における使用を指し、これは国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結によって認められることがある。SDGsロゴ・バージョン 2、SDGsカラーホイールおよび/または17のSDGsアイコンを商業用途に使用する場合は、 SDGpermissions@un.org宛に、件名をすべて大文字で「SDG LOGO/ICON REQUEST」 としたメッセージを送信し、申請を行わねばならない。
(ロゴ使用のためのガイドライン、p5、2019年8月)

自社のSDGs活動をホームページに掲載する方法

SDGsロゴの主な使用用途は、自社のSDGs関連の取り組みを外部に向けて発信したいときでしょう。そこで、次はSDGsの取り組みをホームページに掲載する5つのパターンについて紹介していきます。

1.特設サイト

SDGsの取り組みだけを発信する特設サイト。基となるホームページから独立した固有のWebサイトであるため、SDGs活動の詳細情報やブログ記事、ニュース等の最新情報を公開できるなど、他のメディアに影響を受けることなく自由に取り組みを発信することができます

またランディングページとしての役割を持たせることもできるため、他のページにリンクを貼って流入を促すといった施策を行うこともできます。

2.サイト内ページ

ホームページ内の1ページを使ってSDGsの取り組みを紹介する方法。

ホームページと同ページであるため、グローバルメニューやトップページの目立つ場所にリンクを貼ることで、自社のSDGsの取り組みを認知していない顧客にもアクセスしてもらいやすくなります。近年はSDGsに対する関心が高まっていることから、SDGsの活動を多くの人に知ってもらうことは企業の社会的評価を向上させることに繋がるといえます。

3.ページ内コンテンツ

既に存在するページ内部の1つのコンテンツとして掲載する方法。事業内容の紹介ページやCSR活動の紹介ページの中でSDGsの取り組みを紹介します。

既に存在するページの一部として掲載するため、時間やコストをかけずに掲載することができます。

4.ニュース・お知らせ

ホームページの更新機能を活用する方法です。SDGsの取り組みの活動状況を随時発信することができる点がメリット。変更があった場合も容易に修正することが可能である点も魅力的です。

ニュース・お知らせ部分に掲載できる情報はボリュームに限りがある場合がありますので、その点には注意する必要があります。

5.PDF

SDGsの取り組みをPDFファイルにまとめて、サイト訪問者にデータをダウンロードして見てもらうという方法もあります。

企業案内のパンフレットに掲載している情報をそのまま使用することができるため、コンテンツを準備・作成する手間を省くことができ、加えて自由度の高い資料を提供することが可能となります。

SDGs活動をホームページに掲載する際のポイント

SDGs活動をホームページに掲載する際のポイント

最後に、SDGsの取り組みを自社のホームページに掲載する上で意識するべきこと、重要なポイントについて解説していきます。ポイントは大きく分けて3つあります。

記載する活動内容はできるだけ具体的に

倫理的な取り組みであるSDGsの活動を紹介するとき、その特性故にどうしても抽象的な表現で説明してしまいがちです。しかし、それでは取り組みの内容や企業のSDGsに対する想いを確実にユーザーに伝えることができません。

そのため、SDGsの活動を紹介するときは、数字やデータを活用して説明をしたり、写真などを使って具体的なイメージを持たせるといった工夫が必要になります。

ただし、1ページ内の情報量が多くなりすぎると読みづらいページとなってしまうため、詳細情報は下層ページで取り上げるなどの方法を取ことが効果的です。

17のゴールを使って取り組みを紹介

SDGsは、17のゴールと169のターゲットから構成されています。17のゴールはSDGsのロゴにも活用されており、「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」「海の豊かさを守ろう」など、よりわかりやすい目標が設定されています。

自社が行う取り組みが17のゴールのうちどれに該当するか、どのゴールと整合性があるかをSDGsページで紹介することで、その活動の目的や企業がどんな未来を目指しているのかなどをユーザーにイメージしてもらいやすくなります

目標設定も明確に提示

併せて、SDGsの取り組みに関して自社が掲げる将来のビジョンを明確に提示することも大切になります。

設定した目標の具体的な期日や、どれくらいの成果を挙げようとしているのかをしっかりと伝えることは、企業のSDGs活動に信頼感を持たせ、企業イメージの向上に大きく貢献する可能性があります。

目標設定に関しても、数字やデータを使って伝えることができると好ましいです。

最後に

いくつかのルールを順守していれば、SDGsのロゴは許可を得ることなく使用することが可能です。企業の倫理的な活動に関心を持つユーザーは増えてきているので、SDGsロゴを積極的に活用して自社の取り組みを発信していきましょう。

別の記事では、SDGsの取り組みを掲載している参考Webサイトを紹介しています。具体的なデザインの例や掲載事例を知りたいと考えている方は、こちらも併せてお読みください。

SDGsの取り組みを紹介しているWebサイト参考デザイン10選

お問い合わせ