1日に数十社〜数百社が参加する合同企業説明会。各企業のブースには、個性ある様々な装飾がされています。しかし、数ある企業の中で学生から注目を集める採用ブースを作ることは簡単なことではありません。

そこで、本記事では「合説で他社と差をつける」採用ブースのデザインのポイントをご紹介します!合説を成功させ、沢山の就活生に魅力を感じてもらうために、ぜひ参考にしてみてください。

採用ブースのデザインの重要性

合同企業説明会に出展する多くの企業の目的は「沢山の学生と出会い、企業のことを知ってもらい、エントリーしてもらうこと」です。当然、この目的を達成するためには説明会の中で、その会社が「どんな企業なのか・どんな理念があるのか」など、会社の情報や文化・風土についてしっかりと伝えることが重要です。

しかし、いくら説明会の内容を作りこんで「学生にとって魅力的な説明会」を作りあげたとしても、そもそもブースに立ち寄ってもらわなければその説明会を聞いてもらうこともできません

そのため、採用ブースのデザインや装飾は「学生に話を聞いてもらうための第一歩」として重要な役割を果たします。「この会社面白そう!」、「話を聞いてみたい!」と思ってもらうために、ブースのデザインで会社の魅力を伝える必要があるのです。

合説で使用する採用ブース・ツール一覧

ここでは、実際のブースで取り扱い可能な装飾ツールを、弊社が実際に使用しているツールを例にご紹介します。各ツールの効果も併せて解説していきます。

  • タペストリー(ポスター)
  • 椅子カバー
  • テーブルカバー
  • スタンドバナー
  • 会社/採用パンフレット
  • 合説専用パンフレット・採用案内
  • パワーポイント
  • のぼり
  • ビニール袋・紙袋
  • 各種ノベルティグッズ

学生を集めるための最重要ツール4選

装飾ツールには様々なものがあり、「予算の関係で全ては用意できない」という場合もあるかと思います。そこで、最低限取り入れておくことをおすすめする4つのツールをご紹介します。

  • タペストリー
  • 椅子カバー
  • テーブルカバー
  • スタンドバナー

タペストリー

タペストリーは、合説ブースで広く空いた壁面を最も有効的に使うことができる装飾ツールです。大きく壁面に掲出することで、通りがかる学生にアピールすることができます。何もない場所を有効的に使いながら、一度に多くの学生の興味を惹くことができる便利なツールです。

弊社の場合は、横3m50cm×縦2mの巨大タペストリーを使用しながら、インパクト重視で学生の集客を行っています!

椅子カバー

椅子カバーは、必ず学生の目に留まる必須ツールです。「このブース空いてるかな」、「どこに座ろうかな」などと思った時に、そこにインパクトのあるメッセージやロゴが描かれていれば興味を持つ可能性が高まります。何もせずただのパイプ椅子のまま置いておくと、ブースそのものが活気無く見えてしまうため、積極的に取り入れることをおすすめするツールの1つです。

テーブルカバー

第一印象を気にするのであれば、ぜひ取り入れていただきたいツールがテーブルカバーです。テーブルは学生が受付時に最初に目にする装飾物となる可能性も高く、第一印象に大きく関わります。

一番最初に学生が企業に抱いた印象は、その後の選考にも大きく影響してくるので、テーブルカバーも準備しておくのがおすすめです。

スタンドバナー

スタンドバナーも学生にインパクトを与えやすいツールの1つです。組み立てが容易で持ち運びもしやすく、置くだけで事業内容や社風、理念などを伝えることができます。入り口や登壇スペースの隣など、常に複数人の目に留まる場所に置くと効果的です。

以上の4点をセットで使うことで、ブースの統一感を出しつつも大きなインパクトを与えることができます。これらに加え、学生に与えたいイメージやコンセプトに適したツールを選ぶと、さらにクオリティが上がり効果的です。

学生のエントリー率を高めるツール3選

上記でご紹介したツールを活用して、学生の注目を集めることができたとしても、肝心の会社説明や事業内容が魅力的に見えなければ学生はエントリーまで至ってくれません。ここからは、集客した学生のエントリー率を上げるために効果的な採用ツールをご紹介します。

  • 会社/採用パンフレット
  • 合説専用チラシ/採用案内
  • パワーポイント

会社/採用パンフレット

パンフレットは、学生の手元に残る非常に重要なツールであり、学生がエントリーシートを書く際や企業研究をする際の資料となります。写真や文字、デザインなど細部まですべてにこだわり、求める人材からのエントリーを集められる制作物にしていくことが必要です。

合説専用パンフレット・採用案内

多くの会社が作成していないのが、合同説明会専用のパンフレットです。通常の会社・採用パンフレットとは別に、その日の為だけのパンフレットや簡易的な採用案内を作成することで、学生に対する真剣さが伝わりますし、他社との差別化として効果的です。

説明会後の選考フロー・スケジュールなども記載しておくことで、参加後学生からのエントリー率が大きく改善されます。

パワーポイント

パワーポイントは、学生に会社紹介をする際にほとんどの企業が使用しているツールです。多くの企業が使っているからこそ、パワーポイントのデザインにこだわって作成することで、他社との違いを明確に実感させることが可能です。

弊社の場合、タペストリーなどのツールで大きなインパクトを残しながら、使用するパワーポイントは情報の見やすさを優先して、シンプルでわかりやすいデザインに統一することで、学生に良い意味でのギャップを与える狙いをもってパワーポイントを制作しています。

株式会社フリースタイルエンターテイメントでは、企業毎のイメージに合わせたオリジナルデザインフォーマットで、わかりやすく・伝わるパワーポイント制作のお手伝いも行っております。気になる方はお気軽にご相談ください。

その他の採用ツール一覧

その他にも、採用ツールとして作成できるものとしては下記のツールも存在します。それぞれにどのようなメリットがあるかを考え、必要なツールの作成を行いましょう。

  • のぼり
  • ビニール袋・紙袋
  • クリアファイル
  • 各種ノベルティグッズ

のぼり

のぼりは、簡易的かつキャッチーに企業イメージをアピールすることができるツールです。ブースの入口に置くことで、学生の注目を集めることができます。

ビニール袋・紙袋

合説では多くの資料が配られるため、袋に入れておくだけで受け取ってもらえる確率が上がります。また、袋を持って会場内を歩くので、他の学生にも企業の存在を宣伝できる効果が期待できます

各種ノベルティグッズ

企業の認知度向上を目的として配布される、ノベルティグッズ。ボールペンやクリアファイル、ステッカーなどはノベルティグッズとして活用されることが多い商品ですが、これらのグッズを使用したプロモーションは、高い効果が期待できるとして注目されています。

特にボールペンやクリアファイルは日用品として説明会後も使用されるケースが多いため、一定の企業認知度向上効果が期待できます。

注目を集めるデザイン・ブース装飾の共通点

学生から注目を集めるために、とにかくインパクトを残そうと派手なデザインにしたり、目立つことだけを考えてしまう場合があります。しかし、ただ目立たせるのではなく、企業のことが「伝わる」デザインにしなければなりません。

そこで、学生に「伝わる」デザインにするために意識すべきポイントをご紹介します。

インパクトのあるメインコピー

ポスターやパンフレットに掲載するメインコピーは、自社のことを伝える為につい情報を詰め込みがちですが、簡潔なメッセージが一番伝わりやすいです。一般的には、人が一瞬で認識できる文字数は13〜15字だと言われています。したがって、インパクトのある一言で学生を惹きつけるようにしましょう。

統一感のあるデザイン

装飾ツールには様々な種類がありますが、各ツールのデザインを1つずつ考えてしまうと統一感がなくなり、企業イメージが伝わりにくくなってしまいます。

それを避けるためにも、基本的なコンセプトを設定した上で各種ツールをデザインするようにしましょう。デザインに統一感が出れば、遠くから見た時にも印象的・魅力的なブースにすることができます。

企業理解度が高まるメッセージ

メインコピーとも繋がりますが、デザインは色味や配置だけでなく「メッセージ性」も重要です。「何となく見栄えが良く見えるメッセージ」で学生を集めてしまうと、企業理解度の低い学生が多く集まってきてしまい、結果的に選考等にかかるコストが増大してしまうこともあり得ます。

学生の心を惹きつけることを意識しながらも、しっかりと企業解像度を高めることを意識したメッセージ作成を心がけましょう。

ジャストサイズのツール

ほとんどの企業が意識していないポイントなのですが、実はイベント(主催団体)ごとにパネルやブースのサイズが異なる場合は多いです。そのため、参加イベント毎の装飾物の規定に則り、しっかりフィットしたサイズ感でツールを作ると統一感が出やすくなり、クオリティも高く見えます。細かなサイズの違いは、あまり気付きにくいからこそ他社と差をつけるポイントです。

中小企業が合説で学生を集めるコツ!

誰でも名前を知っているような大手企業であれば、ブースを出すだけで一定数の学生が集まります。しかし、中小企業やベンチャー企業は、簡単には学生を集められないのが実情です。では、名前も知らないような企業のブースに立ち寄り話を聞いてもらうためにはどうしたら良いのでしょうか。ポイントは大きく3点あります。

  • 理念や社風が一目でわかること
  • 何をしている会社か一目でわかること
  • パワーポイントやパンフレットにこだわること

忙しい合同説明会の中では、「時間を無駄にしたくない」と考える学生の方がほとんどです。どんな会社なのかよくわからない会社の説明会は「時間を無駄にする可能性がある」と考えてしまうので、基本的には参加してくれません。

そのため、まずは「自社がどんな会社なのか、どんな事業をやっているのか」をデザインや装飾を通してしっかりと伝えることが重要になります。

また、会社のことを魅力的に伝えるためには、資料のクオリティを高くすることが非常に重要です。特にパワーポイントのデザインがシンプルすぎると、手を抜いているように感じる学生が一定数います。ブースに入ってもらうことがゴールではないので、話に興味を持ってもらうためにしっかりとこだわりましょう。

弊社のデザイン制作の流れについて

採用ブースのデザイン作成の一般的な流れは下記の通りです。

  1. ヒアリング
  2. 企画、ご提案
  3. 正式発注
  4. デザイン制作
  5. 校正
  6. 入稿
  7. 印刷
  8. 納品

まずはお問い合わせ後に、貴社の採用課題をヒアリングさせていただきます。もし、どの採用ツールを作成するか迷っているという場合は、弊社で貴社の課題を基に最適なツールをご提案させていただくことも可能です。

弊社では、タペストリーや椅子・テーブルカバー、パンレットなどの主要採用ツール以外にも、採用サイトや採用動画の作成など、デジタル領域の採用プロモーション支援も行っています。貴社の採用課題に合わせた、総合的な採用広報物作成全般をお任せいただけます。

最後に

数多くの企業が同じ場に集う合同企業説明会。どの企業も採用ブースに力を入れており、学生を集めることができるのかと不安に思う方も多いかもしれません。しかし、学生の興味を引き、他社と差をつけるポイントは意外とシンプルです。今回ご紹介したデザインのポイントを、ぜひ今後の参考にしていただけましたら幸いです。

株式会社フリースタイルエンターテイメントでは、ブース装飾や採用パンフレット等のデザイン・制作全般を行っております。また、採用活動のサポートもしておりますので、採用全般に関するお悩みやご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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